台湾での物価についての調査の一つとして、味噌を現地で調べてみました。
日本人にとって味噌は食材としてはなくてはならないモノですね。
台湾では味噌はどのように使われ、台湾人にとっては味噌はどのような存在なのでしょうか…?
ココに注目
- 台湾では味噌は調味料として使われているのかな?
- 台湾では、どのような種類の味噌があるのかな?
- 台湾では味噌は、どこで買えるのかな?
- 台湾での味噌の値段は、いくらくらいなのかな?
台湾に興味がある方や台湾で暮らそうと思っている方は、味噌についての上記のような疑問を持っている方もいることでしょう。
そこで、今回は台湾現地の事情を踏まえて、現地の味噌事情を詳しく紹介していきます。
台湾の味噌についての事情
日本では味噌汁は食卓には、毎日、欠かせないという人もいることでしょう。
それでは、台湾では味噌は、どのように扱われているのでしょうか?
結論を言ってしまいますと、台湾では味噌は比較的高価でレアな調味料になります。
日常の食卓で味噌を使うことは少なく、台湾では味噌に似た調味料があり、「豆鼓」(トウチ)というものがあります。
トウチは味噌と同じ大豆から作られているため、味噌に似た風味と味がすることもあります。
また、「腐乳」または「豆腐乳」という調味料があり、こちらも大豆が原料の豆腐を発酵させたものです。
そのため、日本の味噌と似た風味や味がしますが、台湾の腐乳はかなり塩分が強く、塩味がきついのが特徴。
話を味噌に戻すと、台湾で味噌を使うのは、どのようなシーンになるのか?
具体的に、台湾で味噌を使用する場面を挙げてみましょう。
- 味噌汁
- 鍋料理
残念ながら、台湾では味噌を使うのは、上記の2つの料理くらいです。
台湾では生の味噌を野菜などにつけて食べたり、炒め物の調味料として味噌を使うようなことを見たことがありません。
その理由のひとつが、台湾では味噌の値段が他の調味料と比べると少し高いからなのです。(味噌の価格の詳細は後述)
台湾での味噌の種類
台湾では、どのような味噌があるのかな?
台湾で主に使用されている味噌は白味噌と合わせ味噌になります。
私の感覚では、台湾で使われる味噌の種類の割合は、下記のような感じです。
- 白味噌 : 70%~80%
- 合わせ味噌: 20%~30%
- 赤味噌 : 極少量
上記のように、台湾では白味噌が好まれており、その理由は白味噌は塩味が薄く、麹から生まれる甘みが強いからでしょう。
逆に、赤味噌は色がアレですし、塩分が少し多く、塩辛さが強いため、台湾人の口にはあまり合わないのかもしれませんね。
また、台湾では台湾企業が現地で製造している味噌と日本から輸入された味噌があります。
台湾企業が作っている味噌は白味噌が多いのが特徴です。一方、日本から台湾へ輸入されている味噌で、よく見かける味噌は、下記のようなブランドのモノです。
- 信州味噌
- 北海道味噌
それでは、台湾では味噌はどこで買うことができるのか?
具体的に、台湾で味噌を買うことができる場所を挙げてみましょう。
- 食品スーパー
- 大型ショッピングセンター
- コンビニ
- 日本食料品専門の食品スーパー(裕毛屋など)
赤味噌を購入する場合は台湾の一般的なスーパーやショッピングセンターでは販売されていないことが多く、日本食料品を専門に扱っている食品スーパーになります。
赤味噌は台湾では消費量が少ないため、台湾で製造されることは少なく、日本から輸入されたものになりますので、必然的に値段が高くなってしまいます。
それでは、以下では台湾での味噌の値段について紹介しましょう。
台湾での味噌の値段
台湾での味噌の値段はいくらくらいなのかな?
端的に言えば、台湾での味噌の値段は、白味噌と合わせ味噌の値段は比較的高く感じます。
そして、赤味噌の値段は先述した通り、日本からの輸入品になりますので、(為替レートにもよりますが)日本での価格の3倍~4倍くらいです。
それでは、以下では実際に、台湾の一般的な店舗で販売されている味噌の店頭価格を見てみましょう。
値段はいくら?
- 品名: 工研鰹魚味噌(500g)
- 時期: 2018年8月
- 場所: 大型ショッピングセンター
- 値段: 105元/パック
値段はいくら?
- 品名: 工研有機味噌(500g)
- 時期: 2018年8月
- 場所: 大型ショッピングセンター
- 値段: 150元/パック
値段はいくら?
- 品名: 信州みそ 信州松亀味噌(500g)
- 時期: 2018年8月
- 場所: 大型ショッピングセンター
- 値段: 153元/パック
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