台湾の物価についての調査の一つとして、マッサージについて現地で調べてみました。
台湾式マッサージと言うと、足裏マッサージや足ツボマッサージが有名ですね。
その他にも、全身マッサージや首や肩のマッサージもあります。
台湾現地でのマッサージについて、現地事情を交えながら、お得にマッサージのサービスを受ける方法などを紹介します。
台湾のマッサージ
台湾のマッサージ師には、どのような種類があるのか?
台湾のマッサージには、国家資格としては、下記のような区分になっています。
- 医療マッサージ(中医師)
- 保健マッサージ(盲人按摩師)
医療マッサージは中医師のライセンスを所持している人が従事できる分野です。
医療マッサージでは、内科、外科、婦人科などの分野で病気の治療を目的としたものです。
そのため、例えば、風邪、腹痛、高血圧などの内科、腰痛、関節痛、神経麻痺などの外科で診断される罹患に対応します。
つまり、医療マッサージはマッサージを通して病気を治療するという目的があります。
一方、保健マッサージは視覚が不自由な方が訓練を受けて国家資格を取得して、「盲人按摩師」と呼ばれる人が施術します。
保健マッサージでは健康維持や健康促進が目的のため、病気を治療するのではなく、病気の予防という目的のために行われます。
上記以外に、台湾には「國家級按摩技術士證照考試」などの資格があります。
その他に、民間のカイロプラクティックに関する協会などが独自に資格制度を作っている場合もあります。
一般的に、日本人などの外国人がマッサージを受ける場合は、医療機関や盲人マッサージではなく、民間の企業や自営業者のマッサージ店でサービスを受けることになるでしょう。
例えば、台湾でマッサージのサービスを提供している店には、以下のような名称があります。
- 養生会館
- SPA
- 民間伝統推拿
- 醫學美容
- 健身中心
上記のようなマッサージ店では、台湾のネット情報を見ていると、マッサージ師の技量はバラつきがあるようです。
利用客の声を拾うと、○△番のマッサージ師は技術も対応も最高というクチコミがある反面、ただ痛いだけでマッサージ終了後は気分が悪くなったなどの評価もあります。
そのため、マッサージ店を選ぶ時には、評判の良いお店を選ぶか、現地事情をよく知っている人に紹介してもらうほうがよいでしょう。
台湾のマッサージのコース
- 全身按摩:全身マッサージ
- 半身按摩:半身マッサージ
- 局部按摩:部分マッサージ
- 脚底按摩:足裏マッサージ
上記の内、全身マッサージや半身マッサージには、さらに「全身指圧」と「全身油圧(オイルマッサージ)」の2種類があります。
全身オイルマッサージの場合は、着替えをして全裸になり、店で用意されている紙パンツだけの状態でサービスを受けることになります。
裸でマッサージを受けることに抵抗がある方は、指圧マッサージを選択したほうがよさそうですね。
女性の方は男性マッサージ師に身体を触られるのに抵抗があるかもしれませんが、実際には、全身マッサージや半身マッサージの場合は、女性客には女性のマッサージ師が担当しますので安心でしょう。
ただし、足裏マッサージの場合は、女性客・男性客に関係なく、マッサージ師は男性の場合もあれば女性の場合もあります。
マッサージ店での手順
マッサージを受けたいと思っている方は、お店に入ってからの流れが分かると安心ですね。
そこで、台湾での一般的なマッサージ店での手順を簡潔に紹介します。
全身マッサージの場合
- お店に入る
- サービスを選択する
- お金を支払う
- 個室に移動する
- シャワーを浴びる
- マッサージを受ける
- シャワーを浴びる
- 着替えをする
- お店を出る
上記での手順で個室にシャワールームが設置されているお店と部屋の外に設置しているお店があります。
上記は全身オイルマッサージの場合ですが、全身指圧マッサージの場合はシャワーを浴びることはなく、そのままサービスを受けます。
また、会計はサービスを受ける前に支払う店とサービスを受けた後に支払いをする店があります。
足裏マッサージの場合
- お店に入る
- サービスを選択する
- お金を支払う
- 専用ブースで足湯をする
- マッサージブースに移動する
- マッサージを受ける
一般的には上記のような流れで進められ、会計はマッサージを受けた後に支払うお店もあります。
マッサージの時間は40分から60分くらいのお店が多いですが、もし60分とされていても、実際にサービスを受けている時間が60分間と言うわけではなく、お茶のサービスなどで寛ぐ時間も含めての時間設定となっているようです。
また、東南アジアではチップを支払うこともあるかもしれませんが、台湾ではチップの制度は普及していないため、特に払う必要はありません。(もちろんチップをあげてもOKですよ。)
台湾のマッサージの値段
台湾でのマッサージのサービス料金はいくらなのか?
台湾現地でお客さんから比較的人気が高いお店の例を挙げて、一般的な台湾でのマッサージの現地価格を紹介します。
全身オイルマッサージ
現地価格はいくら?
- 服務:全身筋格油圧(60分)
- 時期:2018年12月
- 料金:1,000元
全身指圧マッサージ
現地価格はいくら?
- 服務:全身筋格指圧(60分)
- 時期:2018年12月
- 料金:800元
足裏マッサージ
現地価格はいくら?
- 服務:脚底按摩+肩頚按摩+泡脚(60分)
- 時期:2018年12月
- 料金:500元
足の角質取り
現地価格はいくら?
- 服務:上海式修脚皮(足裏の角質除去/爪切り)
- 時期:2018年12月
- 料金:400元
上記は、角質除去(400元/回)、爪切り(400元/回)となります。
刮莎(カッサ)
現地価格はいくら?
- 服務:刮莎(30分)
- 時期:2018年12月
- 料金:500元
上記のカッサとは、中華文化圏で知られているマッサージ用の専用具を使い、皮膚を擦ることで血行を良くするというマッサージになります。
マッサージを受けた後は、皮膚が真っ赤になることがありますので、もしカッサのマッサージを受ける場合は、そのつもりで受けてください。
上記の通り、台湾のマッサージの現地価格は全身オイルマッサージ(60分)で1,000元程度、足裏マッサージ(60分)で500元程度です。
日本では6,000円~7,000円程度しますので、日本と比べると、台湾のマッサージの料金は半分くらいとなります。
また、台北などで外国人観光客が多いエリアで、日本人を相手にしているお店では、料金は上記の1.5倍~2倍程度で設定されている場合もあります。
実際には、日本語サービスありと謳っているお店でも、カタコトの日本語の単語しか話せないことも多いです。
高すぎる!ボッタクリだと思われる方もいるかもしれませんが、足裏マッサージをして貰いながら、体の悪い部分などを日本語でアドバイスしてくれるお店もあります。
日本語サービスで安心して、マッサージのサービスを受けられることを考えると、ローカル価格のマッサージよりも、やや高いのはやむをえないでしょう。
外国人向けサービスを選ぶか、ローカル向けサービスを選ぶかは、あなた次第。
台湾旅行で疲れた方は、是非、台湾本場のマッサージを受けてみてはいかがでしょうか!
コメント