台湾の物価調査の一環として、蛋餅(タンピン、タンビン)を採り上げてみようと思います。
台湾ではタンピンは朝食での庶民の台湾料理として親しまれています。
ココに注目
- タンピンって初めて聞くけれど、どんな食べ物なのかな?
- 台湾でタンピンは、どこで買えるのかな?
- 台湾のタンピンの種類は、どのようなものがあるのかな?
- 台湾でのタンピンの値段は、いくらくらいなのかな?
上記のような疑問を持っている方へ向けて、以下では、台湾で数え切れないくらいタンピンを食べてきた私が台湾のタンピンの謎明かしと、実食したタンピンの魅力と値段を紹介します。
タンピンとは、どんな食べ物なのかな?
台湾のグルメに詳しくない方は、タンピンと聞いてもピンとこないかもしれませんね。
そこで、最初に、タンピンが、どのような食べ物なのかを簡単に紹介します。
タンピンとは水溶き粉をクレープ状に焼いて卵を挟んだシンプルな中華式スナックです。
味付けは主に醤油膏と呼ばれる甘辛味のドロッとした中華式醤油ダレを掛けて食べます。
また、辛い味が好みの方は、甜辣醤と呼ばれる甘辛味の台湾式チリソースを付けて食べます。
台湾でタンピンが買える場所
台湾ではタンピンは、どこで買えるのかな?
実際に、台湾で私がよく買って食べている場所を、下記に列挙してみます。
- 駅前の路上販売
- 早餐店(朝食屋)
- 小吃店
- レストラン
- 喫茶店
上記の通り、どこへ行っても提供されているのが、台湾でのタンピンのポジションになります。
上記の内、テーブルとイスのある小吃店や朝食屋では、店内で食べるのか、テイクアウトなのかを聞かれます。
その場合の対応は、下記の通りです。
- 「内用(Nèi yòng)」(お店で食べる)
- 「外帯(Wài dài)」(テイクアウト)
通常は、注文を受けてから作りますので、コンビニではあまり見かけることがないかもしれません。
ただし、冷凍食品として、タンピンの生地が販売されていたりします。あるいは、タンピンの生地粉を買ってきて自宅で作ることもできます。
台湾のタンピンの種類
台湾のタンピンの種類は、どのようなものがあるのかな?
実際に、私が今まで食べたことがあるタンピンの種類を挙げてみましょう。
- 原味蛋餅: 伝統的な卵だけのタンピン
- 玉米蛋餅: とうもろこしコーンタンピン
- 肉鬆蛋餅: 肉でんぶタンピン
- 火腿蛋餅: ハムタンピン
- 熱狗蛋餅: ソーセージタンピン
- 蔬菜蛋餅: 野菜タンピン
- 培根蛋餅: ベーコンタンピン
- 鮪魚蛋餅: ツナタンピン
- 燻鶏蛋餅: スモークチキンタンピン
- その他多数のタンピンあり
台湾のタンピンの味
タンピンの味は、醤油ダレなどのタレを付けないで食べても、クレープ生地に微かな塩味が付いているため、そのままでも食べられます。
それでも、一般的には上記で示した醤油膏や甜辣醤を付けると、味が引き立ち、美味しく味わえます。
個人的におススメなのは、原味蛋餅と玉米蛋餅です。
その理由は、原味タンピンは昔ながらの台湾の庶民料理を感じることができるから。
そして、玉米タンピンは、食べる時に何か歯応えがほしいため、コーンが入っていると、コーンの食感と微かな甘みを味わうことができるから。
台湾のタンピンの値段はいくら?
台湾でのタンピンの値段はいくらなのか?
以下では、タンピンの台湾での値段について、一般的な情報と併せて、私が実際に買って食べたタンピンの値段を紹介します。
台湾での物価は、ご存知の通り、台北が最も高く、地方都市に行くほど、物価は下がる傾向にあります。
台湾のレストランでタンピンを注文した場合と、地方都市の路上販売のタンピンの値段では、2倍~3倍くらいの価格差がある場合もあります。
タンピンを食べたい場合は、台北でも路上販売のタンピンの値段が最も安くなります。
夜市などの路上販売は衛生的にちょっと受け入れられないという方は、テーブルとイスが用意されている小吃店でもよいでしょう。
夜市によっては観光客価格になっている場合もありますが、おおむね露店や小吃店や朝食屋の値段は同じくらいです。
それでは、私が実際に台湾で食べたタンピンの値段を紹介します。
- 品名: 玉米蛋餅
- 時期: 2018年7月
- 場所: 早餐店(朝食屋)
- 値段: 25元/個
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